2013年4月7日日曜日

" Re-Birth 蝶のように羽ばたく時 "

劇団龍門第五回公演「Re-Birth 蝶のように羽ばたく時」@中野MOMO
知り合いの西村元喜さんが出演するということで観劇して参りました。



このフライヤーを見て、男臭い硬派な感じの内容なのかな?私そういう分野得意じゃないかも・・・と、あまり期待していませんでした。(ゴメンナサイ!)劇団龍門と書いてdragongateと読むこの劇団のことも存じ上げておらず(ゴメンナサイ!!)、公演が始まるまで本当にただその役者仲間の勇姿を観に行って自分の士気を高めるだけのつもりでした。(ほんとに失礼...)

でも、実際に始まったら、予想していた内容とは違う、むしろ真逆の女性たちの華やかな世界でした!!女性というか、オカマというか、、、可愛いオカマたちがたくさん出てきた。
オカマとかゲイとかオネエとか、一番嬉しい呼び方は知らないけれど、そういう人達のパワーって本当にすごいなって前々から思っていて、例えばファッション業界で一流デザイナーとかヘアメイクアップアーティストは大抵ゲイだったりする。それに限らず、テレビに出てくる人もキャラクターの濃い人が多いし、みんな前向きで明るくて、もの凄いインパクトとエネルギーを持っている気がする。行ったことは無いけれどオカマバーに通う男性たちもそういった前向きなエネルギーから元気をもらいに行くのだろう。それは、普通の人が抱えないような悩みを抱えてそれを乗り越えて生まれたものなのかもしれないし、家に帰ればまた一人で何か闇を抱え続けていて、それを隠す厚い仮面なのかもしれない。
最近は日本でもゲイが世間的に認められてきてバラエティだけじゃなく舞台や映画でも脇を固める個性的キャラとして、笑い担当として出てくることも多くなったけど、この舞台ではそのオカマたちがメインで扱われていて、(もちろんオカマ役の人達は普段は男性なのだけど舞台では完全にオカマだった)、自分が前から思っていたこととも重なってすごく胸が熱くなった。演出家の人が意図しない部分であったのかもしれないけどね。


すこし話は逸れるけれど、個性の象徴としての、アイコンとしての「オカマ」ってすごくオイシイ役どころだと私は思う。こう言うと語弊があるかもしれないけれど。どんなに心に闇を抱えていようがそれを自分の努力で見せなければ勝ちだ。いつもは道化を演じているその人がたまにカッコイイことを言うと、いつも二枚目な人が言うそれより数倍心に響く気がする。私も中を磨いて甲冑を何重にも身につけて、そんな技を身につけられたらいいな、と思う。オカマパワーに負けたくない。

という変な締めくくりになっちゃった。

ちなみに、西村さんは近年稀に見るイケメンなのですが、オカマになってもやっぱり美女でした!!♡とってつけたように言ってしまったけど当初はそのイケメンに会いに行きたいというむっつり目的だったと言っても過言ではないですからね・・・ぐふふ
だから終演直後「面白かったです」としかアンケートにも書けずそれしか言えなかった自分にちょっぴり後悔しています。

ますます変な締めくくりになってしまった。

ありがとうございました!

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