2017年3月24日金曜日

「LA LA LAND」感想

(ネタバレを含みます)




監督:デイミアン・チャゼル


音楽の力、ダンスの力はすごいと思う。私はミュージカルがすごく好きなのだけれど、それは100パーセントエンターテイメントのものか、音楽を扱ったテーマのものとかで、とにかくミュージカルは自分の勉強している芝居とは別物と思っていて、だからこそ憧れてる部分もあるのだけれどでも、セリフはリアルなのにいきなりシリアスなシーンとか死にかけの人が歌い出したりすると興ざめしてしまいます。でもこの映画は、リアルとエンタメの狭間なのにとても気持ちよく観れた。
ライアン・ゴズリングのこと初めてかっこいいと思った!
基本どんな気持ちでも微笑んでるあの憂いのある感じがとってもセクシーだった。
エマ・ストーンの飾らない表情の豊かさもすごい魅力的だった。
あと、グサグサくる言葉もところどころに散りばめられていて、特に二人のディナーしながら喧嘩してるとこの会話とか、どちらの言葉も自分に言われているような気持ちになってしまった。


最後の理想の物語が好き。
でも実際の終わり方も好き。


観終わった後、一駅分多く歩いてしまいました。

おわり



2017年3月15日水曜日

ムラムラな日々にさようなら。

こんにちは。

舞台が幕を閉じ、一つ歳をとり、ギリギリとした四日間のワークショップを終え、気づいたら三月も半分過ぎていました。

まずは、タテヨコ企画「ムラムラギッチョンチョン」にご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。
連日超がつくほど満員御礼で、たくさんのお客様に観ていただけて、本当に幸せでした。
私自身、この作品、この座組の皆様と出会えたという事が自分にとって新しい風で、本当にかけがえのないものとなりました。
毎日じっくりじっくり稽古して、毎日飲んで(第二の稽古場)、静かに熱い熱い日々でした。

みわちゃん。みわちゃん。



最初に会った時は突拍子もないよくわからないひどい子だなって思ってました。知るにつれて、この子いいこすぎないか?と思ってました。
最後は、とても人間くさい普通の女の子だなって。私と同じだわって思えるようになりました。死にたかったって思ってたけど死ななくてよかったって思えるようにもなりました。
これからもずっと大切な役です。
シシャモさん、一言では言えないのですが、最初から最後まで、ただただありがとうございます。


共演した皆様、本当に尊敬することばっかりで、たくさん色んなこと学びました。それ以上に皆様の人柄とか人間をめちゃくちゃ大好きになりました。こんなにみんなのこと好きになっちゃって大丈夫かなって最後の方は辛くなるくらい、愛おしい人々しかいませんでした。

タテヨコ企画劇団員の皆様。
今回は出演されているのが三人だけでしたが、出演していない方々にも稽古中から本番が終わるまで心身ともに支えていただきました。

スタッフの皆様。
愉快で温かい人たちに支えられて、素敵な作品をお届けすることができました。

感謝しかありません。

そして改めてご来場くださいました皆々様。
本当に本当にありがとうございました!!




生きることは苦しいこと。
生きているから生きるんだ。

こういうテーマがひとつありましたけど、
死を身近に感じると途端に生きるということが鮮やかに強く輝きだすんだなって。

ちょうどこの公演の後お会いしたある監督のお言葉でも重なる部分があって、私にとってはタイムリーだったんです。

死ぬ気で生きねば。


またあのムジナの穴に入ったらみんなに会えるんじゃないか、とか思うけど、もうその穴もなくなったんだったー。
とてもさみしいけど、いつも舞台っていうのは儚いものですよね。だからいいんですよね。うんうん。







またいつか皆様にお会いできますように。

なんだか言いたいことも上手く言えず長々とすみません、もうすぐ終わります。


実は、しばらく舞台の予定はありません。
様々な方との出会いとご縁のおかげで約三年間、途切れることなく色んな団体さんに参加させていただきました。最初の舞台から今日まで全て繋がっていると思うととても感慨深いです。そして感謝です。今まで出会ってくれた方、出会いを繋げてくれた方、本当にありがとうございます。

とはいえ意外とすぐひょっこりどこかに出没するかもしれません。
(私は今日は酒を飲まないと決めても飲んでしまう人なので、何が起こるかは確定できません。)
その時まで、たくさんムラムラしておこうと思います!!


いつも応援してくださる皆様、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

それではみなさん、さようなら〜!!