2016年4月30日土曜日

「黒い二、三十人の女」終演しました。

遅ればせながら、Ne'yanka旗揚げ公演「黒い二、三十人の女」@ CLASKA The 8th Gallary

終演致しました。

ご来場くださった皆さま、お力添えくださった皆さま、そして主催の両角葉さんはじめとする素晴らしい座組の皆さま、かげがえのない時間を一緒に過ごしてくださりありがとうございました!!


今回、架空の国シュピーレン大公国が舞台で、わたしの役は、宮廷に仕える用に新開発されたロボット、アイヒロットの役でした。
お話を頂いて、台本を読ませて頂いて、この世界の中に入りこみたい、と強くおもいました。スケジュールが合わない予定だったのですが、運良く、というか運命ですか?!、お受けできることになりまして。わたしの中では前作から最短スパンでの稽古でした。色んなことをいつもより早く切り替えて、全く違う世界に入り込むという不安もありましたがすぐに消えました。

善悪、白黒、見えるもの見えないもの、何を信じていいのかわからない曖昧さ、などが全体を通して描かれてはおりますが、登場人物全員が何かしら自分の信念を強く持ちそれを貫いている。とても魅力的でそして悲しくて胸が苦しくなる物語でした。

わたしはまっさらで素直な状態で、一番、純粋なお客さん目線でこの世界を見ていたような気がします。人間の世界に迷い込んでしまったロボット。自分を人間だと思ってアイヒロットをやっていたので、ロボットという事実を突きつけられた時、苦しくてどうしていいかわからなかった。
芝居でどう見せればいいかもよくわからなかった。プログラミングされていると言ってしまえばどんな芝居でも許容されるっちゃあされてしまうので、でもそれは嫌だからいかに人間らしいロボットでいられるかが課題でした。

私も未熟ではありますが一応二十年以上生きているので、いかに常に新鮮な気持ちで生まれたてでいて目の前に起こっていることと向き合うか、ということも意外と難しいんだなって感じました。


自分の話ばかりになってしまった…


今回キャストでは年齢も経験も一番下で、素晴らしい先輩方にたくさん学ばせていただきました。
あの空間の上で生きていたみんなが本当に愛おしくて大好きです。簡単な言葉で申し訳ないですが、、、
今でもみんなの事を思い出すとちょっぴり胸が苦しくなります。

そして観てくださった皆様にも色んな感じ方をして頂いて、一緒に物語をつくってくださってありがとうございました。


そして葉さん!
葉さんと出逢っていなかったらこの作品にも皆にもアイヒロットにも出逢えなかったです。
難しい作品でしたが、この作品に対する誰よりも大きな愛があって、それに触発されるように私もこの作品が大好きになりました。パワフルでかつ繊細なセンスを持ち想像力が豊かで愛溢れる葉さんのおかげで素敵な経験ができました。



本当にありがとうございました!!







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