2015年11月18日水曜日

終演しました。

DEAD STOCK UNION Produce vol.31
『義理が廃ればこの世は闇だ』

終演致しました。




キャスト、スタッフの皆様、支えてくれた家族、応援してくださった皆様、そして劇場に足を運んで作品を観てくださった皆様、誠にありがとうございました!!!





今の時代忘れがちになっている「義理と人情」を大切にする人たちと、それに触れて成長していく人々のお話。
前の記事にも書きましたが、皆それぞれが愛すべきキャラクターでした。

親分含めみんなが変わるきっかけを与えてくださった広川さん。
皆の心の支えであり、義理人情に厚い、親分。
強さと優しさをもった姐さん。
保護観察官という仕事を全うし、茜を思って行動してくれた森田さん。
あくが強い寮生たち。口だけ達者な長老と、力だけ強い健治と、おとなしい割に毒舌な美香と、不思議だけど大人びてる千尋。それぞれに闇や葛藤があるけれど、この次郎長一家の人とは仲良くできるのは、同じ境遇を乗り越えて強い明るさを手に入れた石松や、乗り越えきれてはないけれど同じ悩みをもった人間として一歩先で頑張っている浩子の存在があるからなんだなーと思った。不器用なりに、みんなが一つになって不器用に戦う最後のシーンは大好きだったな。悪三人組。この人たちも、寮生と同じ、不器用で社会に馴染めないもの同士なのかな。もっと早く出会ってれば仲良くなれたかもしれないし、きっとこれから仲良くなる。北村にはそんな可能性を感じるし、肝っ玉が小さい富田もなんか憎めない。康太は間違いはするけどまっすぐで、茜と二人、勝手に小さな恋のメロディって感じでした。笑
お客さんと一緒に、一風変わったこの「NPO法人次郎長一家」の世界に入り込んで行く元ヤン阿部。出て来てくれるだけで話してくれるだけで安心できる、小百合さんの存在感。
馬鹿だけど、まっすぐで、痛いほど皆の心に入り込んで来た、大政。
大政と茜の二人のシーンは、常に最初ぎこちないというか、探り合いというか、毎公演よく言えば新鮮な、気持ちでやっていたと思う。

これだけたくさんの人物みんないいキャラクターで、成立しているという、渡辺さんの脳みそどうなっているのか覗いてみたいです。


茜という役をやらせて頂いて、本当に素晴らしい経験だったし幸せでした。
周りの愛をいっぱい頂いて、茜自身の成長と共に福永も成長させてもらいました。
「お前、腕あげたな」「そんな芝居うまかったっけ?」って、観に来てくださった役者の大先輩たちが言ってくれました。すべて、作演出の渡辺熱さんはじめとするデッドストックユニオンさんのおかげです。

この座組に出会えた奇跡に感謝です。
本当に、ありがとうございました。




ああ、早く芝居したい!



0 件のコメント:

コメントを投稿